【春日部市】麻しん(はしか)が流行中!予防接種をしているかどうか確認を!
平成31年4月以降、麻しん(はしか)患者が増えています。埼玉県内の麻しん(はしか)患者発生状況は「麻しん及び風しん流行情報」によりますと、2019年6月16日までに28例の届出があります。2018年と2017年はそれぞれ16例と5例の届出だったので、2019年は患者数がとても多いのがわかります。そのため、春日部市では麻しん(はしか)の感染について注意を促していました。
【麻しん(はしか)の患者が増えています】麻しんは感染力が強く、同じ空間にいただけで感染することがあります。麻しんを疑う症状がある場合は直接医療機関へ行かず、事前に症状を伝え医療機関の指示に従ってください。症状など詳しくは https://t.co/fNZc6ms8or #春日部
— 春日部市 (@KasukabeCity_PR) June 17, 2019
埼玉県内で5月24日および25日に麻しん(はしか)と診断された患者2人が、周囲への感染の恐れがある期間(5月20日)にさいたま新都心にあるコクーンシティの親子の室内遊び場「ボーネルンド」を利用していたことが分かりました。埼玉県 県政ニュース 報道発表資料「麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起について」によって詳細が明らかになりましたが、麻しんウイルスの空気中での生存期間は2時間以下とされていますので、現時点で「ボーネルンド」を利用しても当該患者さんからの麻しんウイルスに感染することはありません。
しかし、麻しんウイルスは空気感染、飛沫感染、接触感染で人から人に感染が広がります。感染すると10日から12日の潜伏期間(症状のない期間)を経て、38℃程度の発熱、風邪のような症状(咳や鼻水など)が現れ2~4日間続きます。そして口の中に小さな白い発疹(約1ミリ)ができます。その後39度以上の高熱となり体中に赤い発疹が出現します。
有効な予防方法はワクチン接種で、2回接種による免疫獲得率は97~99%以上とのことです。ワクチン接種は発症リスクを最小限に抑えることが出来そうですね。
麻しん(はしか)を疑う症状がある場合には、必ず事前に症状などを医療機関に連絡をして医療機関の指示に従い受診しましょう。また、周囲への感染を防ぐため受診する際は公共交通機関等の利用はなるべくせずに必ずマスクを着用しましょう。
(とうとう)