【春日部市】ど迫力! 地下神殿「首都圏外郭放水路」未公開だった第3立坑の見学ができる充実の新コースとは?
新たな防災強化プロジェクト「8つのパワーアップ計画」が始動した防災地下神殿「首都圏外郭放水路」。
子どもから大人まで楽しく防災の知識を身につけられるよう、「首都圏外郭放水路」を情報発信基地としてさらにパワーアップ! 本格的な「防災ツーリズム」の拠点として進化します。
今回は、見学ツアーを通じて実際の防災対策を学べる「第3立坑アドベンチャー体験コース」のデモツアーに参加しましたので、その様子をお届けします。
「第3立坑アドベンチャー体験コース」とは?
「第3立坑アドベンチャー体験コース」は、2025年4月から開始される、首都圏外郭放水路の全てが体験できる月1回・年間100名限定の特別なコースです。
未公開だった第3立坑(地下トンネル)が見学場所に追加されており、中小河川が洪水になった際、水の一部を江戸川へと流す仕組みを、実際の流れに沿って体験できます。防災の重要性や技術者の想い、工夫を学べるコースになります。
見学ルート
- 「龍Q館」2階(出発)
- 「ポンプ室」地下2階
国内最大規模の排水機場の見学。
大型の「立軸渦巻き斜流ポンプ」と 「2軸式ガスタービン」がそれぞれ4台設置されています。
- 「龍Q館」1階
長靴(ヒップウェーダー)に履き替え、ヘルメットを装着。
ベルトを付けたズボンだと、スムーズに長靴が装着できます。ベルトや履き替え用の靴下を持参するのも良いかもしれません。

長靴(ヒップウェーダー)
- バスで移動
10分ほどで「第3立坑」に到着。
- 「第3立坑」※未公開施設
深さ70メートル、内径約30メートルの巨大な竪穴。
倉松川の流入施設から巨大な竪穴「第3立坑」へ水が流れる仕組みを順番に見学できます。立坑内の上部のビューポイントからの見学と、第3立坑底盤部では壁に沿って水が流れ落ちる「ドロップシャフト」と呼ばれる方式の形状も確認できました。くるぶしぐらいの冷たい水があるトンネル内部も進みました。

「第3立坑」上部ビューポイント

「第3立坑」トンネル
- 「第1立坑」
深さ約70メートル、内径約30メートルの巨大な竪穴。各立坑から送られてきた水を調圧水槽に送り込む役割を担う立坑です。
作業用の通路(キャットウォーク)を安全ベルトを付けて1周しました。流入施設のないど迫力な竪穴と「調圧水槽」へ水が流れる入り口も確認できました。

「第1立坑」作業用の通路(キャットウォーク)
- 「調圧水槽」
通称「地下神殿」と呼ばれる首都圏外郭放水路の象徴的な施設。
地下トンネルから流れてきた水の勢いを弱め、 スムーズに流すための巨大プールになります。116段の階段を降りると巨大な柱が並ぶ壮大な空間は、映画やドラマのロケ地としても有名です。
- 「インペラ(羽根車)」
「調圧水槽」の最奥部に入ります。
長靴(ヒップウェーダー)、ヘッドライト付きヘルメットを装備は必須。膝丈ほどの冷たい水の中を進み、最奥部で見上げると巨大な羽根車が現れます。江戸川に排水するための重要な役割を持つ羽根車の迫力は必見です。

「インペラ(羽根車)」
- 「龍Q館」1階ロビー(ツアー終了)
地底50mを流れる世界最大級の地下放水路「首都圏外郭放水路」を存分に楽しめるコースでした。
「8つのパワーアップ計画」により、防災に精通した「防災コンシェルジュ」が付き添い、全て分かりやすく解説してくれます。注意事項なども事前に再確認してくれるため、安心して見学できました♪

「第3立坑」
約4時間で「首都圏外郭放水路」が満喫できるど迫力の「第3立坑アドベンチャー体験コース」、ご興味ある方は、ぜひ体験してみてください!(第1回開催日は、2025年4月16日からになりますが、残念ながらすでに満員になっています)
申し込みの際、詳細や注意事項は「首都圏外郭放水路公式ホームページ」で必ずご確認ください。
初回開催日:2025年4月16日(水) ※すでに満員
開催月:4月・5月・11月・12月・1月・2月・3月
定員:16名(最少催行5名)※事前予約制
見学料金:一人15,000円(税込)
・小中学生も同一料金
・小中学生は高校生以上の同伴が必要
・未就学児は保護者同伴でも参加不可
・身長130㎝以上対象
予約方法:首都圏外郭放水路公式ホームページより予約
※大雨の影響により見学会が中止となる場合があります。
↓受付のある「龍Q館」はこちら
↓防災地下神殿「首都圏外郭放水路」はこちら